冴えない彼女の育てかた♭ 第5話「締め切りが先か、覚醒が先か」&第6話「雪に埋もれたマスターアップ」
みなさんご無沙汰してます。管理人です。
しばらく更新をさぼっていましたが、今回は冴えカノの5話と6話の感想をまとめて書きます。
英梨々が活躍する回でしたが、加藤恵を激推ししている管理人は記憶を捏造して5話と6話の加藤恵を振り返ることにしたいと思います。
(英梨々ごめん)
★★以下はネタバレを含みますのでご了承ください★★
私、今日は帰るよ
さっそく6話の問題のシーンです。
倫也に打ち上げに行こうと言われた恵が返した一言。
いつもの抑揚のない声から一転、少し低くて冷たく刺すような声で、恵はそう言い放ちました。
私はこれを聞いた瞬間、背筋が凍る思いでした。「えっ……?」と。たぶん、恵が好きな視聴者はみんなこう思ったはずです。どうやら、これまで1クールと6話の間見てきた恵ではない、様子がおかしい、と。
次のシーンは大事なので全セリフ引用しておきます。マスターアップが間に合わなかったことで不機嫌になったと勘違いした倫也に対して、恵は次のように言いました。
「はぁぁ……だから違うんだよなあ、安芸くんは。締め切りのことも、英梨々のことも、冬コミを諦めることも、なんで言ってくれなかったかなあ。私、安芸くんと同じこと選んだはずだった。反対なんかしなかった、するわけなかった。なのに安芸くんは、私に何も話さなかった。全部、一人でしょいこんだ。私は安芸くんが正しいことをしたと思ってる。でも、許せない。まだ、消化しきれない。」
もう、最初の「はぁぁ…」の時点で怖すぎて泣きそうでした。続いて倫也のほうを向き直ったときの表情、めっちゃ怒ってます。1クールと6話みてきて、こんなにはっきり怒った顔になっているのは初めてです。しかも、「💢」みたいなわかりやすい記号的表現ではなく、すごく表情が暗くて、遺憾と困惑と悲しみが入り混じったような、すごくリアルな表情です。胸が苦しくなります。私は心臓止まりそうになりました。というか記事を書くために見直してましたがもう半泣きです。つらいです。
倫也目線に立ちつつ語ると、なんというか、恵だけは何をしても怒らない、みたいに思っていたところがあったのかもしれません。いや、まあ実際には結構怒ってる(らしき)シーンはあったし、それを表に出さないだけだったのですが、ともかく怒りを突きつけられるということはないと思ってました。
それだけにこのショックは大きい。
加藤恵は偶像=アイドル
恵は何をそんなに怒っているのか、と思われる方のために、ここで5話の恵を振り返っておきましょう。
恵は倫也に「土日はずっと空けておくから、必要になったら声かけて」「週末は何かあったらすぐ連絡してね、たとえ那須高原でも駆けつけるから」と宣言していました。恵は無表情だし話し方もほとんど抑揚がないのでわかりづらいのですが、これはかなり大胆な宣言です。「すぐ」「たとえ那須高原でも」「駆けつける」という言葉の端々には、明確な意志が込められています。
それに対して「あ、悪い…」しか出てこない倫也のダメさ加減。ついこの前まで恵がやる気を出していることに驚いていたのに、もう慣れきってしまったのでしょうか。恵の宣言をたいしたことだとも思わずに流しています。
こんなんだから、まあ怒られて当然というか。
倫也は恵のことを、「最高のヒロインのモデル」とは考えていますが、逆に言えばそれはただの「偶像=アイドル」なわけです。
だから、置き物みたいに眺めているだけ。倫也は恵のことを1ミリたりとも理解しようとしていません。
その結果が今回のオチだったのでしょう。
思えば、最初から恵は倫也に振り回されてばかりでした。
倫也が恵のことを理解しようとするとき、二人の関係にも変化が生まれるのかもしれません。
とりあえず今回はこんなところで。
次回も楽しみにしたいと思います。
次回予告はこちら。
(更新されました!…が、恵がとげとげしくて再び心折れた管理人です)